[[こみみ雑学集]]
** 挿抜耐久試験 
速度、挿入力を設定し、挿抜試験機にとりつけ、平行に挿入抜去を行い、
+ 接触抵抗
+ 抜去力

この2つを測定する。

この値でなければいけないという規定はとくになく、各社まちまちの基準で試験している。

接触抵抗はコンタクトに電流を流したときに生じる電圧効果で測定する。一般的に4端子法により測定する。金メッキコンタクトが一番安定した接触を期待できる。
** コネクタ
- MIL規格に準拠
- UL(CSA)規格認定品

が最も信頼性がおけるコネクタ

** その他
- UL規格とは

1894年に火災保険業組合により設立された非営利試験機関で、正式名称はUnderwriters Laboratories Inc. 米国で最も著名なNRTL(Nationally Recognized Testing Laboratory)であり、あらゆる電気製品の認証試験を実施している。基本的にUL認証制度は任意であるにもかかわらず、多くの米国製電気製品はUL認証を取得している。
ULの認証制度のおもな種類として、Listing認証とRecognition認証がある。Listing認証は一般的に最終製品に対する認証を意味しており、一方Recognition認証は、製品に組み込まれる部品に対する認証を意味している。

米国とカナダは、MRA(Mutual Recognition Agreement)を締結しているため、相互認証が可能。従って、ULにおいてカナダ規格(CSA規格)を用いて認証された場合、製品に対する認証マークは、CSA規格適合を意味するC-UL認証マークとなる。
UL認証を取得した後は、年4回の量産工場への立ち入り検査を実施する。この検査の目的は、常にUL規格に適合している製品を製造しているかどうかを確認することにある。検査官が不適合製品を発見した場合、ULマークを表示しての出荷を禁止されることがある。
 
UL認証品のカテゴリを示すコードとして、CCN(Category Control Number)と呼ばれるコードが付与される。このCCNは、基本的に4桁のアルファベットと1桁の数字から成り立つコード。


| CCN   | 認証の種類       | 適用規格 | 説 明 |h
| NRAQ  | Listing認証     | UL規格| 米国でのListing認証 |
| NRAQ2 | Recognition認証 | UL規格| 米国でのRecognition認証 |
| NRAQ7 | Listing認証     | CSA規格| カナダでのListing認証 |
| NRAQ8 | Recognition認証 | CSA規格| カナダでのRecognition認証|
 
UL規格の目的は、電気製品における火災及び感電の危険性を排除することを目的なので、火災及び感電の危険性がないと判断されている出力を有する電源(米国電気配線規定に基づくClass2電源)を使用した場合、その電源に接続される電気製品は、必ずしもUL認証を必要としない場合がある。

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